司法書士とはどんな資格か

司法書士とはどんな資格か

司法書士とは法律によって定められた業務を行う国家資格者で、「隣接法律専門職」として弁護士の職域に隣接する領域を職域とする法律資格者です。

司法制度改革を議論する中で国民の利便性の向上の為、隣接法律専門職の職務を拡大して活用を図ろうとする方向があります。

日常生活で様々に発生する法律問題に公正に対処して市民の権利擁護をはかるという、重大な使命を持っています。

司法書士になることが出来るのは、司法書士試験に合格した者か、法務事務官・検察事務官・裁判所事務官・裁判所書記官の職務に通算して10年以上携わった者か、これらと同等以上の知識と実務経験を持つ者で法務大臣に認められた者であり、司法書士名簿に登録される必要があります。

業務の範囲は、登記・供託に関する手続の代理。

法務局・地方法務局に提出する書類の作成と提出。

法務局・地方法務局長に対する登記・供託に関する審査請求の手続の代理。

裁判所・検察庁への提出書類と筆界特定の手続において法務局・地方法務局に提供する書類の作成や提出。

これらに関する事務の相談に応ずること、です。

司法書士が歩んだ歴史

江戸時代から明治時代に移り法治国家としての制度を整える中で、明治5年にまず「司法職務定制」が定められました。

この中で、証書人・代書人・代言人という法制度を支える3つの職が規定されました。

証書人は現在の公証人に該当します。

代言人が弁護士と名称変更されたのは明治23年のことです。

大正8年になると、代書人は司法代書人と一般代書人に区分されました。

昭和10年には旧憲法下の司法書士法が制定されて、司法代書人は司法書士になりました。

昭和25年には新憲法の下での司法書士法が制定されましたが、昭和53年になると法律改正にともない制度が大きく発展しました。

司法書士の仕事内容

まず、国家試験が導入されることで資格制度が合理化され、さらには、登録制度の新設や職務についての規定が明確化されました。

今世紀に入り、司法制度改革の中で国民に司法サービスをどう提供するかが焦点の1つとなります。

平成14年には、法務大臣に認定された司法書士が簡易裁判所での事物管轄を範囲内とする民事訴訟や調停などを行えるように法律改正されました。